食べ物を作っているのか?ゴミを作っているのか?

水俣のみなさんとのご縁は、
天の製茶園の天野さんとのつながりから。

この写真は実に貴重なショットで、
一番右は日本で唯一、林間放牧で肉牛生産(アンガス牛)をされている
北海道様似町の駒谷牧場の西川奈緒子さん。
真ん中は天野さん

彼との出会いから、
大好きなミナペルホネンの皆川さんが水俣でイベントをされることを知り、
昨年冬に水俣に行きました。

もともとミナペルホネンが大好きなのですが、
皆川さんのお話しは衝撃的、ますます私の中で偏愛が高まりました。

皆川さんは、優しい口調でこう言いました
「日本の洋服の半分は廃棄されています。
 だから、僕らは洋服を作っているのか?それともゴミを作っているのか?」
という疑問を持つようになりました。

皆川さんが作られる洋服は1デザイン、多くても100着以下。
そうすることで、大切に着てもらえるとおっしゃいます。
また、洋服にトラブルがあれば責任をもって修繕もしてくれるともおっしゃっていました。
また、日本の布地工場とも年間契約をして、技術を守ってくれています。


そんなミナペルホネンは、青山にCallというショップを持っていて、カフェも併設されています。
ここで、行われたのが水俣のスタジオヴィーガンさんのイベント!
そこに朝早く出かけて行ってきました。

本当に美味しいのはもちろんですが、
身体が敏感に反応して一気にお通じが良くなりましたw

大切な時を丁寧に生きるための食が提供されていました。

さて、先ほどの皆川さんの問い以降、私はずっと考えています。

洋服の話だけでなく、食も同じ。

日本の食糧廃棄率は平成27年度政府統計で2,842万トン。
その内、まだ食べられる部分の、いわゆる食品ロス量は 646万トン。

食用仕向け量の食品は 8,291万トン ですから、
食糧廃棄率で言えば34%、食品ロス率で言えば7.8%となります。
また一人当たり51㎏もの食品を捨てていることになると記述されています。

引用:「食品ロス 削減関係参考資料 」平成30年6月21日版 消費者庁消費者政策課
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/pdf/efforts_180628_0001.pdf


私たちは「食べ物を作っているのか?」「ゴミを作っているのか?」
この問いをセミナーで生産者さんにあえてした私。

ものすごく頭と心が重たくなりました。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

どうしたら、私たちはこの廃棄を減らすことができるのでしょう?

豊かさの裏側にある真実に対して、
我々消費者がすべきこととは何か?真剣に考えねばならない時が来ています。






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