豚にしっぽが付いている
「ん?それが?」と思う?
「え!すごいねー」って思う?
日本の豚の多くは、豚舎で飼われています。
外で放し飼いにされている豚を見たことがある人は
ごく稀なのではないかと思います。
子豚として生まれ、生まれた直後に母豚につぶされることもなく、
生存競争を勝ち抜き、ラッキーなことに生き延びて、半年でお肉になる豚たち
一般的な豚は、豚舎で飼うときに多くがこのシッポを切られてしまうんです。
豚の生態行動に詳しい、帯広畜産大学の瀬尾先生によると
豚は好奇心が旺盛で、シッポが目の前にあると面白いから触りたくなる。
触ったりかじったりしているとそこに傷がつく。
傷が付いたら、そこから病気にかかりやすい
だから、豚舎で飼う場合はシッポを切ってしまうことが多いのだとか…
一方この牧場の豚は、
せっかく牧場主が作った小屋に見向きもせず、
外で遊び放題!
仕方ないので、代わりに私が入りましたw
ここの豚には、シッポよりも面白いものがいっぱいある
木の根っこ、石、土、草、木、木の実、 虫、 川…
だから、他人のシッポに見向きもしないのです。
林間放牧していると、
ちょっと眺めているだけでも豚の習性がよくわかり非常に楽しいものです!
とにかく土を掘り、
体温調整ができない豚は水をよく飲み、
泥の中で遊んで身体を冷やします。
豚=よく寝るというイメージがありましたが、
あれは豚舎で飼う豚の習性なのかもしれません。
好奇心旺盛で知能が高い豚は、
遊び場があればそちらに夢中になり、
良く走り、良く食べ、良く土を掘り返すを繰り返し、
実はあまり寝てはいません。
飼い主の駒谷牧場西川雄喜くん
彼と駒谷牧場の話はまた今度、じっくりここで書きたいと思います。
とにかく豚の習性を垣間見ることが出来て、
非常に楽しく有意義な時間でした。
駒谷ポーク、楽しみですね!
雄喜君と自然のダブル愛情が作る風味に興味深々です💖
宮川さん、ありがとうございます。
早く行きたくなりますよね??
病気が流行っているので、なかなか簡単に受入れが難しいようですが、落ち着いた頃にご一緒いたしましょう。